

子供に家事を率先して手伝ってもらうことって難しいですよね。
うちは小学生男児なので、家を汚したり私の家事の邪魔をすることは
得意なんですが、綺麗にしたり母の手伝いをすることは苦手なんですよね(笑)
やったとしても中途半端で、結局やり直して仕事は増えるし、言わなきゃやろうともしないし。
イライラして「なんで手伝ってくれないの」「全然できてないでしょ」
と怒ってしまうこともありました。
怒ると、子供たちもやる気をなくして、どんどん手伝わなくなる負のループ。
このままじゃダメだと思い、子供が楽しくできて、私も子供たちに怒らずに家事を手伝ってもらう方法はないかなと試行錯誤しました。
最近は、二人とも率先して家事を手伝ってくれますし、さらに、夫まで今まで以上に協力してくれて、夫と子供たちとの仲も深まっていますよ!
子供が手伝ってくれなくて困ってる方へ、自分から手伝ってもらえるようになる方法を5つ紹介します。

目次
子供が家事を手伝わない理由
毎日一人で家事をしていると、横で遊んでいる子供やTVを見てくつろいでいる旦那を見るとイライラしますよね。
手伝いを頼んでもかなり嫌そうにされたり、適当にされて二度手間になったり。
私も、毎日イラついていました。
当時は自分のことで頭いっぱいだったんです。
でも、親バカかもしれませんがうちの子は素直でいい子だと思ってます。
だから、ある時何で家事だけは手伝ってくれないのかと疑問を持ちました。
解決策はあるのかなと思い、そのまま自分の疑問を子供たちに聞いてみることにしました。
そして、返ってきた答えが、
・なんでお手伝いをさせようとするの?
・手伝わないと怒るのはなんで?
・お手伝いしても、お母さんがもう一回同じことをしたり、怒るのはなんで?
・お手伝いしても、お母さんは喜んでくれない
妙に納得しました。確かに、手伝いを強制してた部分もあったし、率先してしようとしてくれた時も忙しくて、手伝われると逆に時間がかかるので拒んだこともありました。
積み重ねてきたことが、日々子供たちのやる気をなくしたんだなと、
自分で自分を苦しめ、子供たちにも嫌な思いさせたことにショックでした。
子供たちの思いを聞いた日からは、心を入れ替えて使う言葉や、行動も徹底的に見直しました。
今では少しずつですが、子供たちは自分ができる範囲でお手伝いをしてくれています。

子供が家事を楽しく手伝ってくれる工夫
子供の思いを聞いて、自分の心を入れ替えると同時に、楽しく家事手伝いができるような方法をたくさん考えました。
私が試した「子供も自分もついでに夫も家事頑張っちゃうぞ計画」を教えちゃいますね(笑)
家事のやり方をアドバイスする
まずは、子供に家事をしないことを怒るのではなく、見守りつつアドバイスすることを意識しました。
私たちは、毎日行っていることなので出来て当たり前です。
ですが、子供たちは慣れていません。自分の当たり前をつい押しつけちゃうんですよね。
子供からすればいきなり手伝ってといわれ、協力すれば「なんでできないの」と怒られる。嫌気がさしても仕方ありませんよね。
だから始めは、簡単に出来そうなお皿洗いや自分の服を畳むなどの家事からやり方を教えました。
この時注意していたことは、「~しなさい」「~してから~するの」と上から目線で言わないことです。
命令されると、やる気がなくなり、嫌々になって家事を覚えようとしません。
一度子供に一人でやらせてみて、横で見守ってあげます。やり方が違ったり、困っていたら優しく「こうすると上手にできるかもしれないよ」「どうしたら上手にできるかな?」と、アドバイスとサポートに徹しました。
自分で考える力もつくし、人にいわれてしているわけでもないので、家事を覚えるのが格段に速くなり、自信がついて自分から家事をしてくれるようになりました。

子供の家事を否定せず感謝する

子供が洗い物をした後に汚れが残っていてもう一度洗い直す、お風呂掃除をもう一回するなど家事のやり直しをしていませんか?
子供がすると汚れが残ってしまうことがあるんですよね。
私もつい子供がいる前で、やり直ししちゃうことがありました。
子供側からすればせっかく頑張ったのに、お母さんがもう一回同じことをしていたら何も言わなくても「ダメだったのかな?」と感じますよね。
やり直されるぐらいなら、始めから手伝う必要ないと思っても仕方ありません。
やり直したい気持ちはよーくわかります。
ですが、子供のがんばりに免じてぐっとこらえて「嬉しい!綺麗になったね。助かったよ」「〇君が手伝ってくれたからお母さん楽になったよ。ありがとう」「上手になったね」といっぱい感謝の言葉を伝えてあげてください。
子供にとって、お母さんに褒めてもらったり喜んでもらえることが何よりのご褒美なんです。
家事をしても何もいわれない・否定されるということが続けば、やりたい気持ちなんてなくなります。
でも、感謝されたり褒められたら、嬉しくて次はどんなことをしたら喜んでもらえるかなと考えて積極的にお手伝いをしてくれるようになりますよ。
もし、どうしてもやり直さなければいけない状況なら、子供がいないときに行うのも手です。
または「ここの汚れが落ちたらもっと綺麗になるね。そしたら、お母さんもっと嬉しいな」など、否定ではなくもっと嬉しいことや綺麗になったらどんなことが起きるのかを教えてあげましょう。
子供が嫌な思いを感じず、納得して手伝いをしてくれるようになったら嬉しいですよね。
一緒に家事を行う
家事を手伝わない子供には、「お母さんと一緒にしようか」と声をかけてあげることが効果的です。
子供は小学生になると自分でやってみたいという気持ちが強くなります。
だから、お母さんが家事をしているのを見ると、面白そうだなと感心があることも少なくありません。
子供が何気にお手伝いをしようとしてきたり、家事をしているときにこちらに興味を示すことはありませんか?
うちも考えてみると、料理してると「何切ってるの?」とか激落ちくんでシンクを磨いてると「これ何?」と聞いてくることが多かったですね。
忙しかったりすると適当に答えたり、「あっちいってて」と邪魔者扱いしたり、今思う最低ですね・・・。子供は、自分から興味をもってくれていたのに。
なので、今は、子供が関心を示したらあしらうのではなく、一緒にやってみることにしてます。
「一緒にやる?」っていうと、笑顔で「やる!」と答えてくれて、楽しそうにお手伝いをしてくれます。
息子「何をすればいいの?」
私「お皿拭いて、棚に戻してくれるかな」
息子「(ピーラーを持って)これは何に使うの?」
私「野菜の皮を剥くために使うんだよ」
というような会話をするようになりました。
一緒に家事を行うことは、楽しいだけじゃなくて、親子のコミュニケーションツールにもなり、子供も満足げな顔をするようになり私も大満足。
子供のやってみたい・お母さんの役に立ちたいという思いと、親の楽しく家事を手伝ってほしいという気持ちを両方解決できるので、一番おすすめの方法です。

旦那と子供のゲームバトル

最近は、旦那さんも家事を手伝ってくれますか?
子供は親を見て育ちます。お母さんが一生懸命家事をしていても、お父さんがくつろいでダラダラしていたら、子供も同じように真似をしますよね。
お母さんもお父さんも、二人とも家事をしていたら、子供も自然と同じことをしたいと思うのでいわなくても手伝ってくれます。
子供が手伝うためには、夫の協力が不可欠です。
うちも比較的休みの日はダラダラしたい系夫なんですが、そこは、厳しく家事を手伝ってもらうようにしました。
旦那も協力するようになると、子供も少しずつ興味を示すように。
興味をもったら、うちはある提案をしました。その名も「パパとお手伝い対決!」です(笑)
お手伝いをゲームにしちゃいました。子供はゲームが大好きですよね。ゲームの勝者には、少しのご褒美を与えるようにすると、すぐに飛びつきましたよ。
ゲーム内容はその都度変えますが、
・お皿洗い誰が一番綺麗に洗えるかゲーム
・多く家事できるのは誰かゲーム
・ママの肩たたき選手権
・誰が早く部屋の掃除をできるか
などなど。
子供たちは、勝ちたくてかなり頑張ってくれます。旦那も最初は手加減したりしてたのですが、いつのまにか本気モード(笑)
ご褒美を与えるのは旦那の役目にしてるので、必死です。子供もパパからのご褒美を目当てにがんばってました。
毎週旦那の休みに合わせて開催します。でも、子供たちは何とか勝利を手にするために平日も訓練に励みました。
おかげで、私の仕事はかなり減り、子供の家事の能力もあがったので手直しすることもなく助かっています。さらに、旦那ともゲームを通してコミュニケーションも取れているので一石二鳥です。

期待をしすぎない

親は子供につい期待しちゃいますよね。
ただ、親の期待が子供のプレッシャーになるということも、よく聞きます。
うちの子なら「これも、あれもできるだろう」と思ってしまうのが親心。
期待しすぎると、「なんでできないの」「こんなこともできないなんて」という思いにつながり、イライラや残念だなという気持ちが出て、つい怒ってしまうことがありますよね。
でも、出来なくて当たり前なんです。子供なんですから。
失敗→悩み→実行→成功という流れを繰り返して、いろんなことができる様になるんです。成功体験が増えると、自信もつきもっとたくさんの経験をしようとします。
だからこそ、出来なくて当たり前。少しでも出来たら「すごい!」「さすが私達の子」というくらいの構えで接してあげましょう。
期待しすぎないことで、今子供ができていることを素直に喜んだり、成長を感じることができます。また、少し離れた位置から見守ることで、出来なくても苛立つこともありません。

まとめ
・家事のやり方をアドバイス
・子供の家事を否定しない
・一緒に家事をする
・旦那と家事ゲームをさせる
・期待しすぎない
子供は、少なからず親の役に立ちたい・親に喜んでほしいと願っています。
だからこそ、親は子供のやる気の芽を摘むのではなく、楽しいと思ってもらえるようにサポートしてあげましょう。
お手伝いがしっかりできる子は、要領よく行動できたり、相手を思いやる気持ちや感謝する気持ちを持てたり、困ったときでも自分で解決できるように育ちます。
うちの子もお手伝いをするようになって、「ありがとう」の言葉が増えたように思います。感謝できる子だと親としても嬉しいですよね。