

子どもが小学生になると、口答えすることが多くなりませんか?
家も小学生の子供が二人いて、普段は楽しく過ごすことが多いのですが、ふとしたときに口答えや乱暴な言葉が出てきてイラっとさせられることががあります。
つい喧嘩口調になってしまって、子供とさらに距離が出来て後悔する日々。イライラして、怒ってしまうことも増えていきました。
私もかなりお兄ちゃんの時に手を焼きましたが、弟君は絶賛中間反抗期なのですが、上手くやり過ごす方法のおかげで上手にあしらっています。
苦戦はしましたが、余裕をもって接することができるようになったので、イラっとすることも減り、子供の反抗にも「反抗期だねー」と軽く受け流せるようになりました。
適切な距離を保ちつつ、プチ反抗期をイラっとせずにやり過ごす方法をご紹介します!
目次
口答えをする子供は中間反抗期中
中間反抗期ってどんなものなのか。聞いたことはあるけど、詳しくわからない人も多いと思います。実際、私もなんとなくしかわかりませんでした。
魔の2歳のイヤイヤ期と思春期による反抗期。その中間にあたるのが中間反抗期です。そのまんまですね(笑)「ギャングエイジ」とも呼びます。
ギャング・・なんとも手を焼きそうな響きでしょう(汗)
イヤイヤ期は、なんとなく嫌・不快といった理由もない反抗ですが、中間反抗期は小学2~4年の期間で起こる自我の成長や親からの自立心からくる反抗です。
うちもお兄ちゃんが、2年生に上がるころから口答えが酷くなったのを覚えてます。それはもう、ここでは書ききれない暴言を吐かれたりしましたね・・。今はないですけど。
小学生にあがると、今まで以上に多くの友達や先生、地域の人と関わりをもっていきます。親や先生に頼ってきた世界から、自分で考え・行動する世界に変わり、これから必要となる社会性や協調性を身に着けます。
ただ、親や先生に見守られていた頃と違い、自分での意思で考え・行動していくと思うようにいかなかったり、様々な悩みや葛藤が出てきます。何度も経験を繰り返すことで成長していくのですが、始めは上手く対応できずに、イライラや不安で親に当たってしまうことがあります。
親からすれば、人に当たるなよって感じですが(笑)子供なりにがんばっているんですよね。
中間反抗期は、子供の成長の証です。「成長期きたぁぁあ」って、喜べるといいですよね。
口答えする子供は親を信頼している

子どもも、口答えがしたくてするわけではないですよ。
中間反抗期は、子供の心の葛藤の現れです。
外での環境で上手く生きていくために、子供なりに周りを観察して、空気をよんでみたり、みんなと仲良くするための努力をしています。
外ではニコニコ笑顔の直な子で、家では口答えばかりの「ギャングエイジ」っていう子結構多いみたいですよ。
大人と変わらないですよね。私たちだって、周りから浮かない為に、お世辞を言ったりごますってみたりしますよね?
会社ではニコニコしてるのに、少し離れれば愚痴のオンパレードなんてことはよくあります(笑)ただ、大人は自分の感情と向き合う方法を知っています。
子どもは、自分で解決する方法を模索中で対応しようとしても上手くいかず、結果として親へ矛先が向いてしまうのです。
決して意味もなく親へ反抗している訳ではありません。
子どもは無意識で、親なら最後は許してくれるし、きっと自分をわかってくれると認識しているから、反抗するんです。後は、親に自分を見てほしいというサインでもあります。
結局は、甘えてるんですよね。
うちも口答えしてくる割には、二人ともしばらくするとしれっと甘えてきたりしますよ(笑)ツンデレか!
「口答え・言い訳・屁理屈=子供が悪い子に」ではなく、一生懸命自分の世界を広げようとする成長の証です。優しく見守っていきましょう。

口答えする子供の接し方
母「勉強しなさい」
息子「今しようと思ってたのに、お母さんが言ったからやめた」
母「好き嫌いしないの」
息子「パパもたまねぎ嫌いだもん」
よくある家の風景です(笑)似たような会話をしてませんか?
毎回バトルしてると疲れますよね。成長の証といえども、イライラするし、ついつい怒っちゃいます。怒れば、さらに、屁理屈・言い訳のオンパレード。
子どもの口答えに対して「よし来た!かかってこい」と余裕をもって対応できる工夫を教えちゃいます。
納得するように説明する
「勉強しなさい」
よく言いませんか?私も、以前は口癖のように言ってました。
勉強するのが当たり前で、小学生のころに勉強の基礎ができている大切さが
わかっているからですよね。
でも、子供はそんなことしりません。勉強が大事とだけ言われても、理解もできません。
だからこそ、「嫌だ」「後でやる」「お母さんだって勉強できないくせに」などの言葉になるんです。
だって、勉強するのはめんどくさいし、ゲームで遊びたいし。子供にとっての当たり前ですよね。
そこで、イライラしてはダメですよ。少し深呼吸してください。
冷静に、勉強することが何で大切なのか子供が納得できるまで、時間をかけて話します。
例えば、勉強することの大切さとして
・勉強ができれば、テストでいい点とってみんなに自慢できるよ
・友達に教えてって信頼を寄せられるよ
・もう少し大きくなったときに、やりたいことができる人になるよ
・目標まで達成したら、こんなご褒美がもらえるよ
など、具体的に子供がイメージできるように一つ一つ説明します。
うちの子は、ご褒美につられて勉強するようになりましたよ(笑)
子どもは、納得できればいわれなくても進んで行動します。親は、サポートに徹してあげることが大切です。
勉強しなさい以外の場合も、同じです。丁寧に納得するまで説明しましょう。

子供の話に共感する
「これはダメ」「あれはダメ」「こんなアニメばっかりみて」「ゲームばっかりしちゃだめ」「こんな本読んでみたら」
親の意見を、どうしても子供に押しつけちゃうことってありますよね。子供が苦労しないようにと思ってのことですが、否定ばかりしてしまうと「なんでわかってくれないの」っていう気持ちになります。
寂しい・悲しい気持ちになると、反抗したくもなりますよね。
子どもなりに理由があって、TVを見ているのかもしれないし、ゲームも友達と仲良くなるために必要なのかもしれません。
理由も聞かずに、否定ばかりしていたらせっかく築いた信頼関係も失ってしまします。
まずは、「どうしてこのTVが好きなの?」「この本のどんなところが面白い?」など、子供の興味を持つことに触れてあげます。
子どもから理由を聞けたら、「そうなんだ。こんなところが面白いのね」「このTVが学校で流行ってるんだね」と共感・肯定をします。
共感されることで、子供もお母さんは自分の話を聞いてくれるという安心感を覚えます。
安心と同時に信頼も築かれるので、比較的親のいうことを聞いてくれるようになります。
自分の話を聞いてくれる相手に対して、口答えする人なんて少ないですよね。

自分で考える習慣をつけさせる

子どもが口答えする理由には、自分でやってみたいという思いがあります。
小学生になると、友達との関りや親より学校での生活の方が長くなるので、親から自立しようとするのは当たり前です。
でも、親はやっぱりいくつになっても子供にはかわりないので、心配していっぱい口をだして干渉しちゃいますよね。
私も、お兄ちゃんがちょうど小学2年生のころに何でもかんでも口をだしていたら、「うるさい」「ほっとけよ」とよく言われてましたね。
以前の私は命令口調や指示口調で話すことが多かったです。
親の思いと子供の思いが対立してしまうので、バトルになっちゃうんですよね。
バトルにならない為には、親の気持ちはぐっと抑えて、子供に考えさせる習慣をつけさせることが大切です。
例えば、友達と喧嘩した場合「謝りなさい」「なんでこんなことしたの?」ではなく、「喧嘩しちゃったんだね。あなたは、今どうしたいのかな?」と聞くと、子供の意見を言えます。
例え失敗しても、成功させるためには何をすればいいのか、また、考えることができます。繰り返していくことで、どんどん子供の考える力が上がっていきますよ。
しかも、自分の意見だったら、口答えや言い訳もする必要がないですよね。
喧嘩でなくても、「あなたはどう思うの?」「あなたがしたいことは何?」
など主語を子供にすることで、
親の考えじゃなくてあなたの気持ちを知りたいんだよという気持ちが伝わると同時に、子供の自分でやりたい・考えたいという欲求も満たされるので対立が自然に減っていきます。
自分の意見を言える習慣をつけると家の中だけでなく友達や先生、社会とも上手に付き合っていくことができます。
まとめ
- 納得できるまで説明する
- 子供の話に共感する
- 自分で考える習慣をつける
口答えは、子供が成長するために必要です。親は、冷静にイラっとしたときは深呼吸して、そっと見守っていきましょう。
本当に困ったときは、聞かなくても子供の方から助けを求めてきますよ。ヘルプ要請が来たときには、ドーンと構えてサポートしてあげれば十分です。
子ども自身が考え行動することで、親の大切さもわかるときもくるし、最後に頼れるのは親だと思ってくれる日は遠くないですよ。