

子供のコニュニケーション力は、親の接し方で決まる!と言っても過言ではありません。
「そんな、ことはわかっている!わかっているけど、どうしたら良いかがわからないんだ!!」という人が多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
うちの弟くんのことで、学校の先生から「おとなしすぎて、何を考えているのかがわからない」って言われ、
このままだといじめられたり、引きこもりになってしまうかもしれない・・・なんて不安で一杯になったこともありました。
本を読んでもネットで調べてみても、抽象的すぎて具体的に何をしたら良いかわからないことが多かったです。
だから、私なりに試行錯誤して、どうしたら子供のコミュニケーション力をUPできるのかを考え、やってみて良かったことを紹介します。
目次
子供のコミュニケーション力UPのトレーニング〜親がすること編〜

朝、起きたら「おはよう」と声をかける。
最初は返事が返ってこないかもしれませんが、「なんで返事をしない!」なんて怒らずに「おはよう!っていうと何か良いことあるかも?」なんて楽しい言葉をかけてみてください。
繰り返していくうちに、子供は「良いことって何があるんだろう?」って考えます。そして、「良いことがあるんだったら言ってみよう〜」となり、「おはよう」って言えるようになります。
これを続けると、子供の脳は良いことを探すようになり、ちょっとした出来事に対しても良いことの意味付けをするようになります。
そして、良いことがあった!と嬉しくなり、笑顔が増えます。
子供の話をしっかりと聞く
子供の話をしっかりと聞くとは、落ち着いた雰囲気でながらではなく、聞くことに集中するということです。
こんな光景をよく見かけませんか?
電車の中で、お母さんが子供が一生懸命話をしているのに、スマホの画面をみながら、「そうなんだね」って返事をしているところを・・・
スマホで情報収集をする現代社会では、スマホをみながら何かをする!というのが当たり前になっています。これはもう無意識でやっていることですよね。だから怖いんです。
目の前に人がいるのに、その人を大切にせず、スマホの情報やメールの相手を優先しています。
これって、おかしくないですか?
もし、あなたが伝えたいことがあって一生懸命に話をしているのに、目の前の人がスマホをみながら適当に「うん、うん、そうだね」っていう態度をとったらどんな風に思いますか?
ムカつく? なんかここにいる意味がないんじゃないかな? なんか寂しいな?
なんていうような怒りや孤独感を感じませんか?
こんなことを続けると、
どうせ聞いてもらえないし・・・どうせ私のことなんて・・・どうせ・・・ってネガティブな感情を育てることになってしまいます。
ネガティブな感情をもった子供は、何に対してもネガティブに考える癖をもち、自信のない大人になっていきます。
子供の話をしっかりと聞くということは、子供が自分は認められている!という自己肯定感につながります。
自己肯定感のある人は行動することができ、行動するので結果を出せる大人へと成長していきます。
子供の話に共感をする
共感するということは、相手を受け入れるということです。
こんな人をよく見かけませんか?
話を聞くときにうなづいたり、あいづちをうって共感しているという態度はみせているけれど、その態度のあとに「でも」とか「それは違うと思うよ」なんて言う人。
知識としては知っているけれども、行動としては理解できていない!
これって、どうしてそうなると思いますか?
それは相手を認めていない。受け入れていないからなんです。
私は共感するということは、相手を認めて受け入れることだと思っています。
相手を認めて受け入れられれば、否定から考えず、すなおに「本当にそう思う」って共感できます。
子供はとても敏感です。
形だけ共感しているようにみせても、全然わかってくれない!っていう感情を持ってしまいます。
全然わかってくれない!と感じてしまうと、「どうせ話してもわかってもらえないから」となってしまい、子供は自分のことを話さなくなります。
つまり、自己主張ができなくなってしまいます。
自己主張ができないと、受験や就職などの面接で、自分の考えや思っていることを伝えることができません。そのため受験や就職をする度に失敗を繰り返し、「どうせだめだから」と自信のない大人になってしまいます。
そんなことにならないために、普段から子供の話に共感をしてあげてくださいね。
一言で答えられないような質問をする
子供との会話で、こんな聞き方をしていませんか?
あなた「ごはんとパンとどっちが良い?」
子供「パン」
これでは、会話が続きません。
では、こう言い換えてみましょう。
あなた「今日は何が食べたい?」
子供「ハンバーグ」
あなた「どうしてハンバーグが食べたいの?」子供「だって、ハンバーグを食べると元気になるから」
あなた「どうして元気になりたいの」
子供「今日は一生懸命走ったから、ちょっと疲れちゃった」
ある日の親子の会話
あなたの質問によって、子供は自分で理由を考え、論理的に話ができるようになります。
そして、会話が続くだけではなく、子供が思っていることも知ることができます。
もちろん、最初は簡単な質問から初めてみてください。
質問を考えることで、あなたの質問力があがります。質問力があがると子供との関係だけでなく、あなたの職場やPTAでも会話がはずみ、楽しい環境をつくることができます。
子供のコミュニケーション力UPのトレーニング〜親がしてはいけないこと編〜

子供のコミュニケーション力は「子供が自分のことをどう思っているか」と深い関係があります。
だから子供のコミュニケーション力をUPするためには、「自己肯定感」を高めてあげるように接することが大切です。
知らないうちに子供の「自己肯定感」を下げてしまっていないかどうか、ここで確認をしてみてください。
・子供の話を聞かない
・子供の発言を否定する
・子供を傷つけることを言っている
・子供の話を奪って自分の話ばかりしている
自分には心あたりがない!と思った人は、是非、子供との会話を録音してみてください。
そして、寝る前にゆっくりとその録音を聞いてみてください。
私も子供との会話を録音し、聞いてみました。もう唖然としてしまいました。空いた口がふさがりませんでした。
私の場合は、うちの弟くんに対して「でもね」と言ってしまうところが沢山ありました。
たった1日の録音で、こんなにも「でもね」と言っているなんて恐ろしくなりました。
この経験を通して、私は使う言葉に気をつけるようになりました。
あなたも、きっと自分の会話にびっくりすると思います。
「こんな言葉を子供に言っていたなんて。これからは気をつけよう!」
そう思えたなら、子供の自己肯定感も高められますよ!
まとめ
1.子供のコミュニケーション力UPのトレーニング〜親がすること編〜
・挨拶をすると子供の笑顔が増える
・子供の話をしっかりと聞くと行動する大人に成長する
・子供の話に共感をすると、子供は自信をつけられます
・一言で答えられないような質問をすると論理的に話せるようになる
2.子供のコミュニケーション力UPのトレーニング〜親がしてはいけないこと編〜
・子供の話を聞かない
・子供の発言を否定する
・子供を傷つけることを言っている
・子供の話を奪って自分の話ばかりしている。
子供のコミュニケーション力をUPするためには、「自己肯定感」を高める言葉を使うようにすることが大切です。
子供は親との会話で、コミュニケーション力をUPできます。
コミュニケーション力がアップした子供は、自己肯定感が高くなり、自分に自信が持てるようになりますね。
あなたも、成長していく子供をみるのがとっても楽しみになりますね。