
昔は、夫婦でなんでも言い合い楽しく過ごしていたのに、今は話もしなくなってきた…。
長く一緒にいると、夫婦のこと、子供のこと、お互いの家のことなど、いろいろな問題が起こります。
私達夫婦も、長年の不満やストレスが積み重なることで、会話が減り夫婦の危機になったことがあります。
旦那と仲が悪い時って、長い連休もユウウツなんですよね。
「このまま離婚かも」とも思いましたが、子供もいるし、その後の生活を考えると、なかなか踏み切ることもできず…。
長期化すればもっとこじれて「家庭内別居」や「仮面夫婦」にもなりかねません。
離婚を望まないのなら、どこかで気合いを入れて、現実と向き合う必要があります。
自分を成長させようと視点を変え、色々試した結果、今は会話も増え夫婦円満になりました!
仲が悪かったことも、笑い話のようにママ友に話したりもしています。今回は、現在旦那と仲が悪くても、夫婦円満になる秘訣をご紹介します。

目次
旦那に求めていたものとは

旦那との仲が悪くなっていた時、
・この人との結婚は間違いだった
・だまされた
・もっとよく先を見通しておけば良かった
・一緒にいるとストレス
・一生一緒にいるなんて無理
と、よく考えていました。どうしてこう思いがちになるのか、実は理由があったんです。
結婚する時、旦那に求めていたのが「◯◯な人」だったからです。
・話をきちんと聞いてくれる人
・精神的に支えてくれる人
・自分を必要としてくれる人
・自分を愛してくれる人
・経済的に安定している人
最初は、「◯◯な人」である旦那に、こちらも「とても気遣いをする人」でいました。
だんだん自分も無理が出てきたり、相手が期待に応えてくれなかったりしてきます。
すると、相手の嫌な部分が見えてきて、価値観が合わないかもと思ってしまうのです。
・こんな人じゃなかった
・こんなはずじゃなかった
・私はこんなにやっているのに
・こうなったのは旦那のせい
・私はかわいそう
・こんな気持ちで一生生活していくなんて無理
旦那に「◯◯な人」を求め続けることは、お互い疲れてしまいます。「旦那との良い関係」を求めていきましょう。

今起きている問題は、次へのステップ

何十年も夫婦でいて、問題のなかった夫婦はいません。大なり小なり、いくつもの問題を解決して、今があります。
今起きている問題は、2人が次のステップに上がるチャンスです。問題を乗り越えることができれば、さらに成長し絆も増します。
まずは、自分のことを見つめ直してみましょう。
「私だって1人で家事育児をしている」「仕事もしてる」「旦那は家のこと何もしてない」と思う気持ちもあるかもしれません。
一生懸命やる大変さをわかっているからこそ、旦那さん側の立場にもなってみませんか?縁あって一緒になった旦那さんです。
・疲れて帰宅して休みたいのに、愚痴ばかり聞かされる。
・1日中気を遣って過ごした後、帰ってきたら妻からの小言でまた気を遣う。
・自分の1日の苦労を延々と話す妻
・家事をしても「できてない」と指摘される
・やれば文句を言われ、やらなくても文句を言われる
旦那さんは、休まらない家庭にうんざりしているかもしれません。これ以上相手を刺激しないように、口をつぐみひっそりとしている場合もあります。
私は自分も1日家事に子育てに疲れていましたが、旦那が帰ってきてグッタリしていたら「大丈夫?何かあった?」と声をかけるようにしました。
心の中では「私だってヘトヘトだよ…」と思いました。でも、グッとこらえて、先に相手にいたわってもらうのではなく、先に相手をいたわるように心がけました。
今の2人の問題と原因に目をそらさず、今の現状を色々な視点からみてみましょう。心のこもった態度や振る舞い、言葉の使い方に気をつけるのです。

夫婦の感情を満たす

今の旦那と価値観が違うから、といって離婚したとしても、次に出会った男性とうまくいくとは限りません。
自分のあり方、考え方を変えて、あなたが相手を想うことから始めてみましょう。
私も旦那と仲が悪かった時期、自分を改めてみようと心に決めました。
「今日はパパの好きな唐揚げだよー!」と好きなメニューを出したり、「今日雨すごかったけど大丈夫だった?」と聞いたりしました。お茶も丁寧に入れてみましたね。
いつも子供ばかりに力を入れる毎日です。自分も疲れてはいますが、旦那を「ほったらかしすぎたかも」とも感じました。
日頃仕事を頑張っている旦那にも感謝して、できることをしていこうと思ったのです。
旦那もあまり話さなかったのですが、私の態度や言葉かけが変わったことで、よく話すようになりました。「子供も大変だったよね」と、私のことも聞いてくれるようになりました。
家事育児をどれだけ一生懸命やったとしても、旦那は満たされていなかったんだと気づいたんです。
夫婦の「機能」を満たしていますが、夫婦の「感情」は満たされていなかったんですね。
本当に大切なのは、機能を満たすのではなく、安心や癒しの感情を満たすことなんです。

旦那との仲を良くする3ステップ

夫婦の感情を満たすため、夫婦円満のため、3つの対処法をご紹介します。
旦那さんは味方である

旦那さんとは、お互い大好きで結婚しましたよね。何かあれば話を聞いて、励ましたり支えあったりしたものです。今はどうでしょうか。
家事や子育てが大変と、延々と感情を旦那さんにぶつけてはいませんか?言動や行動を批判したり、攻め立ててはいないでしょうか。
毎回批判されたり、意見を押し付けられたり、話さなかったりすれば、嫌な気持ちになりますよね。
妻は自分をわかってくれない敵、とみなされてしまいます。
旦那さんは、元々、あなたの1番の味方だったんです。

違いを認める

どんなに仲の良い夫婦でも、考えは違います。
考えが違うと、相手に意見をして自分の考えをわからせようとします。しかし、相手には理解できません。
わからせようとすればするほど、相手を不快な気持ちにさせます。
気づかず相手の嫌がることをしてしまうのも、考えが違うからこそ起こります。
自分の考えがいかに正しいかを、言葉を変えたり、表現を変えたりしても、考えが違うと相手には伝わらないのです。
なぜなら、あなたが正しいと思っているように、相手も自分の考えが正しいと思っているからです。
受けとめる

旦那さんは、何が好きでどんなことが苦手か、どんな風な考え方を持っているのか、知ろうとすることが大切です。
夫婦ゲンカが起こるのは、知ろうとするのではなく、お互いが自分の形の方が正しいと言っているだけなんです。
自分の考えが正しいと思ってしまうと、違う考えの人たちに対して嫌な感情になったり、あの人はおかしいとか思ってしまったりします。
でも、違うのは当たり前で、相手のことはわからなくて当然なんですよね。
自分と違う部分を「魅力的」に受け止めてみましょう。自分の考えは、正しいのではなく「すばらしい」のです。
同時に、相手の考えも間違っているのではなく「すばらしい」となるのです。

旦那と仲良くするために自分が幸せになる

あなたはパートナーとの関係に、どんなことを求めていますか?安心感かもしれませんし、幸せにしてもらうことかもしれませんね。

色々不満があっても、他人を変えることはできないんですよね。私は、自分を変えることにしました。
旦那に「幸せにしてもらう」と期待したり依存したりするのではなく、自分で「幸せになる」と決めたのです。
小さなことでも思いついた好きなこと、やりたいことをやっていくようにしました。お金も上限を決めた上で使いました。
心が満たされていると、余裕も笑顔も出てきます。旦那も子供も、妻の雰囲気にはすぐ気付きます。やはり、ママは家族の太陽なんですね。
どちらかが「幸せにしてもらう」という意識では、夫婦関係はうまくいきません。
「2人で幸せになる」という決意と覚悟を持ち、自らの手で作り上げるのがパートナーシップなんですね。
夫婦はチーム

家族に何か問題が起きた時、誰かに困ったことが起きた時。
夫婦がチームとして取り組めば、1人よりもスムーズに力強く解決していくことができます。
考えが違っても向いている方向が一緒であれば、それぞれ好きな方法で進むこともできます。
「私はこう思う」と押すのではなく、「私達はこういうスタンス」を意識しましょう。
信頼し合えて、自分らしくもいられる関係になれますよ。
まとめ
・旦那には「〜してくれる人」を求めるのではなく、「良い関係でいられること」を求める
・今起きている問題は次へのステップ。自分を見つめ直してみる。
・家庭の機能を満たすよりも、夫婦の感情を満たすことが大切。
・旦那と仲良くするためには「旦那は味方と知る」「違いを認める」「受け入れる」
・旦那と仲良くするために、自分が幸せになる
・夫婦はチーム
夫婦に関係なく、人は長年の付き合いになれば、良いところも嫌なところも見えてきます。
「旦那と仲が悪い」と悩んでいる現状なら、まだやり直しは十分できます。
自分自身を見つめ直し、相手を想った態度で接してみましょう。心のこもった態度や言葉は相手に届き、夫婦円満になりますよ。