
私事ですが、最近、親戚のお兄さんが猫を飼い始めました。
職場に捨てられていた子猫を保護したそうです。
小さくてふわっふわでとってもかわいい猫ちゃんでした!
子猫と暮らすにあたって、きちんとしておきたいのはトイレトレーニングですよね。
その子猫ちゃんは雄だったので、家具や服ににおしっこをかけられて、結構苦労したみたい…。
今回は、猫のトイレトレーニングについて3つの手順を紹介します。
目次
猫の習性と失敗の原因
猫がトイレを失敗するのには、必ず習性から来る理由があります。
トイレトレーニングの手順を紹介する前に、失敗とその原因を3つ確認しておきましょう。
トイレが汚れている
猫はとてもきれい好きな動物です。
自分の排泄物でも、トイレに残っているのは気に入りません。
そんなわがままなところがとってもキュートですよね。
しかし、キュートで終わらせていると、別の所で粗相をしてしまうことになりかねません。
猫が排泄したら、すぐにお掃除をしてあげるのが理想的です。
仕事や家事などで難しい場合もあると思いますが、一日一回は必ずお掃除するように心がけたいですね。
すぐに掃除できないときは予備のトイレを用意するのもおすすめですよ。
また、トイレは月に一度程度丸洗いし、砂を入れ替えるようにしましょう。
トイレの砂が変わった
猫は環境の変化に敏感な動物です。
いきなりトイレの砂の種類を変えると、気に入らずにトイレを使わなくなることもしばしば。
砂を変えるときは猫に気づかれないよう、少しずつ新しい砂を混ぜて切替えるのがおすすめです。
さらに、猫は飽きやすい性格も持っています。
砂を変えていない場合でも、急に使っている砂が気に入らなくなった、なんてことも…。
そんな時はもう一つトイレを用意し、別の砂を入れて様子を見てください。
発情期のスプレー行為
去勢をしていない雄猫は、発情期を迎えると壁や家具に尿を吹き付ける「スプレー行動」をとることがあります。
スプレー行為をする時はしっぽを高く上げて行うので、ようすを見ていればすぐにわかります。
スプレー行為を見かけた場合は、早めに去勢手術を受けることをおすすめします。
去勢済みの場合でも、発情中の雄猫と接触することで触発され、スプレー行動に出ることもあります。
その場合は、なるべく発情中の猫に近づけないようにしたあげましょう。
トイレトレーニング開始!3つの手順とポイント
失敗してしまう原因を意識しながら、トイレトレーニングを始めましょう!
手順はたったの3つ。
猫は頭の良い動物なので、そんなに時間はかかりません。
成功のためのポイントも一緒に紹介しますね。
道具を用意しましょう!
まずはトイレを用意しましょう。
用意する目安は、飼っている猫の数+1個。
私は2匹の猫を飼っているので、トイレは3個用意しています。
スペースが足りないのなら、猫の数分だけでも良いですよ。
ポイント① トイレの大きさ
トイレの大きさは猫の体の1.5倍が目安です。
猫はトイレが終わったら排泄物に砂をかける習性があります。
トイレの中でも余裕を持って動ける大きさがベスト。
我が家にはぽっちゃり猫がいるのですが、太り始めてからトイレを失敗してしまうことがありました。
理由はトイレの大きさが足りなくなったから(笑)
ダイエットしなきゃだね、と言いつつ一回り大きいトイレを購入してからは、失敗しなくなりました。
ただ、これから子猫を飼う予定の方は、トイレの購入は保留にすることをおすすめします。
子猫の成長はとても早いもの。
今の体のサイズに合わせて購入したら、あっという間に大きさが足りなくなってしまいます。
最初から成猫用を購入するのも良いですが、入口が高すぎて入れないなんてことになりかねません。
成長が一段落する1歳を迎えるまでは、空き箱を代用するのもOKです。

ポイント② トイレの設置場所
気をつけたいのが、トイレを設置する場所です。
4つのことを意識しましょう。
- 猫が落ち着く場所
- 飼い主が観察しやすい場所
- 換気のできる場所
- エサから離れた場所
この時、臭いが気になるからと玄関や廊下といった場所に置くのはNGです。
スーパーや職場で自分がお手洗いにいる時、他の人とタイミングが被って気まずい思いになったこと、ないですか?
私はよくあります(笑)
猫も同じで、排泄中に人の足音が聞こえたり、振動を感じたりするのは嫌なもの。
トイレが嫌いになってしまいます。
静かに、落ち着いて排泄できるような場所に設置して、猫にとって心地の良い場所にしてあげましょうね。
また、飼い主の目に付きにくい場所もおすすめできません。
猫はきれい好きなので、汚れたままのトイレは使いたがりません。
なるべく早めにお掃除できるよう、さり気なく目につく場所に設置しましょう。
また、排泄の様子をチェックすることは猫の健康管理にもなります。
猫をトイレに連れて行きましょう!
もぞもぞと落ち着かなくなったら、トイレのサイン。
- 床の匂いをしきりに嗅ぐ
- グルグルと落ち着きなく動く
- 床を掘るような仕草を見せる
こんな3つのサインを見せたら、トイレに連れて行ってあげましょう。
猫は同じ場所でトイレをする習性があります。
何度か繰り返すことで、自然とトイレの場所を覚えてくれますよ。
この時、慌てて連れて行ってしまうと、猫はトイレを怖がってしまいます。
強くだっこしたり、バタバタと激しい音を立てて移動しないようにするのがポイントです。

上手に出来たらほめてあげましょう!
トイレが上手にできたら、思いっきりほめてあげましょう!
おやつをあげることに抵抗のない飼い主さんは、ご褒美としてあげるのも効果的です。
猫ちゃんにとって、飼い主さんにほめられるのは何よりうれしいことでしょう。
うれしい気持ちになると、やる気が出るのは私たち人間も一緒ですよね。
やる気をグングン伸ばして、楽しくトレーニングしましょうね!
失敗しても焦らないで
もし、失敗しても叱るのはちょっとだけ待って。
トレーニング中の猫が子猫なら、初めてのことはうまくできなくて当たり前です。
成猫だとしても、前述したように失敗には必ず理由があります。
不安や警戒心が取れるまで、焦らず優しく見守ってあげるのがベストです。
また、失敗は成功に繋げるチャンスでもあります。
排泄物を拭き取ったティッシュや布はそのまま捨てず、トイレにしばらく置いておきましょう。
臭いがつくことによって、ここはトイレをする場所!と猫が思ってくれます。
子猫を飼い始めた方は、子猫のトイレトレーニングについて、わかりやすくまとめてある動画があります。
こちらも一緒に見てみてください。
まとめ
- 猫のトイレ失敗には理由がある
- トイレは大きさと設置場所に注意
- 猫をトイレに連れて行く時はゆっくりと
- 上手にできたらほめまくる!
- 失敗しても叱らない
猫のトイレ問題って、一緒に生活をしていく上で大事なことですよね。
トイレトレーニングで大事なことは、焦らず怒らず、応援してあげることです。
きちんとしつけることによって、猫と人間にとって我が家が、清潔で落ち着ける空間になります。
猫と一緒に気持ち良く毎日を送りましょう!
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