

小学生を育てていても育児ノイローゼになる可能性があるって知っていましたか?
うちの子たちは二人とも小学生ですが、まだ小さかったころに比べると育児ストレスが何倍も、いや何百倍も違います。
昔は何をしていても可愛かったのに、今となっては「なんで言うこと聞いてくれないの?」とイラつくことばかりです。
兄弟でケンカばかりしていて何度片付けても周りを散らかしていく…
ゲームは「いい加減にやめなさいっ」と叱るまで夜遅くまでやめない…
1日に何度「早くしなさいっ」と言っていることやら。
はぁ~。ため息が出ます。
休みの日ともなると3食の支度をして、片づけて、掃除をして、洗濯をして、買い物をして…などをしていると自分のことは何もしないうちに一日が終わる。
このまま毎日同じことの繰り返しなのかと考えると暗い気分になりますよね。
もし、そんな生活が続けば
本当に育児ノイローゼになってしまうかもしれません。
そこで、今回は小学生の育児で悩まれている人へ
笑顔で過ごせるよう12個の解決法をご紹介します。

目次
育児ノイローゼの症状とは?
- イライラしてすぐ怒鳴る
- 頭痛
- やる気が出ない。だるい
- 食べ過ぎてしまう
- 家出してなにもかも放棄したくなる衝動
- 落ち込む日が続く
- 急に涙が出てくることがある
- 子どもがかわいく思えない
- よく眠れない
1つ以上当てはまりましたか?
育児しているほとんどの人は子どもや自分へのイライラを経験しているはずです。

中間反抗期の子供の子育ては大変

子供が小さい頃は「小学生にあがると子育ては楽になる」と信じて疑っていなかったのですが、大きな間違いでした。
幼稚園の頃までは素直に言うことを聞いてくれていた子供も、小学生に上がると反抗的に言い返してきたり、言い訳をするようになります。
小学生になると中間反抗期と呼ばれる時期を迎えます。親への甘え心と反抗的な態度が特徴です。
ゲームをしてばかりの息子に「宿題をしなさい!」と言っても「後からやる」と一向にゲームをやめようとしなかったり、「今やろうと思ってたのに!」と物に当たったりします。
「自分にもこういう時期があったかも・・・」と思いつつも、腹が立って感情をおさえることができなくなり、つい怒鳴りつけてしまいます。
でも他のママ友に聞いても同じ悩みを抱えてる人は多いんですよね。うちの子だけが特別なわけではないのです。
なぜ育児ノイローゼになってしまうのか
育児ノイローゼになってしまうのは子どもの育児が上手くいかずイライラしてしまうことから始まります。
子どもは自分の思い通りにならないのもわかっているし、言うこときく子なんていない。
なんて頭で思い込ませてもイライラが全く治まらないですよね。
家事で忙しいなか、なかなか言うことを聞いてくれないから大きな声で怒ることになってしまい、「ああ、また怒鳴ってしまった」とあとから自己嫌悪を感じてしまう。
育児ってその連続だったりしますよね…。
さらに小さい頃と比べて小学生になると様々な育児ストレスが増え、育児ノイローゼになりやすいと言われています。

小学生の育児ストレスあるある

宿題
学校からは宿題が出されます。そして同時にお母さんの負担も増えます。
「ここ教えて!」と言われれば答えなければなりません。
低学年までだったら教えられる自信がありますが、高学年となるともう1回勉強しなおさないといけないくらい難しくなってきます。
とりわけ苦手な算数になるとなおさら時間がかかるため、家事もしなくてはいけないので余計疲れます。
自主的にやってくれたらいいのに、うちの弟くんは見てあげないとやらないタイプでした。

子どもの友達の親や学校との付き合い
友達と仲良く遊んでいる姿を見るのは嬉しいものです。
ですが時には友達に怪我をさせてしまったり逆にトラブルに巻き込まれてしまったりするかもしれません。
うちのお兄ちゃんはサッカーをやっているのですが、友達に怪我をさせないかヒヤヒヤものです。
もしトラブルがあったら相手の親とどう付き合えばよいのでしょうか。
怖い人だったら嫌だな…とか、なんて言ったら良いのだろう…と、人間関係のストレスが増えますね。
授業参観や運動会など学校行事も増えます。仕事をしながらだとなおさらスケジュール管理が難しくなります。
育児ノイローゼになるまえに実践すべきこと12選
自分の思い通りにいかない日々の育児と、夜にならないと訪れない自分の時間で寝る時間も少なくなってしまいます。
「あ、もう1日が終わる…今日もやりたいことがほとんど進まなかったな。」
育児で心も体も疲れきってしまう前にどんなことをしたら良いのでしょうか。
一人で抱え込み過ぎず、ご主人やお友達を頼りながら、定期的に疲れを解消していくことが大切です。
これから気をつけておくべき12個の解消法を紹介します。
趣味に没頭する

私は子供が小学校に行っている間に、前からの趣味だった「アクセサリー作り」を復活させました。
デザインを考えたり、ビーズをテグスに通したり、集中しながら「あー、私こうやって楽しんでたなー」と、とってもリフレッシュできました。
ネイルでもお菓子作りでも漫画でも、何でもいいんです。
子育てとは全く違うことに没頭することで、オンオフの切り替えもできて子育てに前向きになれました。
30代主婦の楽しみとは!?人生をもっと充実させる趣味8選!では子育てをしている主婦の方にもオススメの趣味を紹介していますよー。

夫婦で過ごす時間をつくる

たまには旦那さんと二人の時間も欲しいですよね。
そんなときは、子供をおじいちゃんとおばあちゃんに預けたり、託児所や学童を活用して夫婦の時間を過ごしましょう。
託児所や学童は休日でも開館している所があります。開館している間は施設の方がある程度見守ってくれるため安心して子供を預けることができます。
普段ゆっくり相談することのできない子供の話をしたり、子供がいるとなかなか行けないレストランに行くなど、日頃のストレスを解消しましょう。
我が家は月に一回パパと一緒に、子供を連れていけないようなちょっと高級なお店に行くと決めています。
例えばお寿司。子供と一緒の時は安いも高いもわからずパクパク食べてしまうので回転寿司と決めてるんですけど、旦那と二人の時はカウンターで食べるお寿司屋さんに行きます。
普段子供優先の生活をしているので、月に一回くらい贅沢したっていいですよね!

甘いもので自分にご褒美
私は育児ストレスの発散にお菓子が欠かせません。
なぜなら自分へのご褒美だからです。
普段は子ども優先で自分の時間なんて全くありませんので、子どもが寝てからお菓子を食べながら好きな動画を見る。
毎日最強のストレス発散です。
頑張っているお母さんへのご褒美は必要です。
子供だけで参加できるイベントに参加させてみる

最近では、子供だけで参加できるイベントが多く開催されています。
イベントの種類はさまざまで、日帰りキャンプのようなアウトドアなものから、料理教室、バスに乗って英語を学ぶ観光ツアーもあるそうです。
「子供だけでイベントに参加させて大丈夫?」と思う方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。
実際に、うちの子は日帰りキャンプに参加させてみました。
普段は「宿題はしたの!?」「少し静かにして!」とやいのやいの叱ったり、子供の様子を見たり・・・なのでなかなか思うように進まないんですが、子供達が家にいないと家事がはかどるんですよね。
子供達は自分達でテントを立てたりアウトドアな環境で料理を作ったりと家では楽しめないようなことを体験できたようです。
また、夜ご飯を作っていると自分から「お手伝いしたい」と言って手伝ってくれるようになりました。
有意義に時間が使えて、更に子供がちょっと成長して帰ってくるなんて、一石二鳥ですよね。
はじめは、子供一人でイベントに行かせるのは怖いという方もいらっしゃると思うので、小学校のお友だちを誘って一緒に参加させてみるのも良いですね。
気の会う友人とおしゃべりしまくる

お互い忙しくて出かけられなくても、LINEなどで通話も気軽にやりとりができるものです。同じ子どもを持つ親であれば共感の嵐はやまないでしょう。
気の合う近所のママ友と他愛のない世間話をするだけでも気分転換になるはずです。
体を動かしリフレッシュ
私は子どもと一緒に無料で体験できるイベントがあれば積極的に参加しています。お金もかからずにお得ですよね。
子どもも同じくリフレッシュできますし気分もよくなるので有意義な時間を過ごせます。
例えば親子でいけるヨガ教室へ通うのも楽しそうですね。
先日は友達と初心者向けサークルにてバドミントンを体験してきましたが、汗めちゃくちゃかきました。
普段は汗をかかないので気持ちよかったです。
ただ、次の日は全身筋肉痛でうまく動けなかったです…。
時間を見つけては体を動かす習慣をつけていきたいですね。

1人で外に出かける

子供たちが学校に行っている時間に1人の時間を楽しむのもいいですね。
買い物をしたり、カフェで休憩したりすると気分が変わります。私はその他にも1人で映画、スーパー銭湯、カラオケなんか行ってみました。
「主婦が昼間にそんなことして…」なんて気にする必要はありません。
子供にはポジティブな言葉をかける

『リフレーミング』という言葉はご存じでしょうか。物事を違った視点で見ることで、捉え方を変えることです。
例えば、算数のテストが70点だったとします。
「70点しかとれなかったの⁉」と言ってしまうと子供は自信をなくしてしまいます。その上「なんでこんな簡単な問題もわからなかったの⁉」と次々怒りがこみ上げてきてすっかりお叱りモード。
これを「70点もとれたの⁉」に言い換えてみてください。
言った本人も気分が良いですし、子供は褒められたことによって自信がつき、次回はもっと良い点数をとろうと頑張ります。
ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換することで言った本人もイライラしなくなり、言われた子供の自信にもなるのです。
子供の短所も『リフレーミング』によって長所に変換してみましょう。
・のろま→慎重
・うるさい→元気がいい
・生意気→自分の意見を持っている
・しつこい→粘り強い
ポジティブな言葉を使うだけで、親子の会話も弾み、イライラすることも劇的に少なくなりますよ!

1人の時間を充実させて笑顔でいられれば、育児にも前向きになれます。
お母さんが疲れているよりも、笑っていることが子どもにとって1番大切です!
周りの人に最大限サポートしてもらう
夫は普段は帰りが遅いのですが、休みの日には近くの公園で遊んできてくれます。
育児は二人三脚でやっていくものといわれていますが、やはり父親は子どもと過ごす時間が少なくなりがち。
休みの日は子どもとめいいっぱい遊んでもらうことで、父と子のコミュニケーションも増えていいですね。
週末も夫が忙しい、平日は1人で特に家事が回らないなど、自分だけでは手一杯な時は自分の両親や義理の親にも頼りましょう。
小学生になると習い事の送り迎えだけでも大変です。
同じ習い事をしているママ友がいれば、習い事に送って行くのをお願いするだけでもかなり負担が減ります。
親は子育ての先輩ですし、ママ友も同じ親なので、お互い子育ての大変さがよくわかっています。
自分がつらい時は子供のためにも頼りましょう。
また、親でもママ友でも、助けてもらった時は感謝の気持ちは忘れずに。
地域の子育て支援センターなど外部も頼る
地域の子育て支援センターには、育児経験が豊富なアドバイザーが悩みを聞いてくれます。
お近くの市役所や区役所にて開催される保護者向けのイベントに参加してみるのも良いでしょう。
本当に育児ノイローゼを自覚するときには外出するのもつらくなることがあるので、「こんなことでいいのかな」と遠慮をせず気軽に相談をしていきましょう。
小学生の育児相談は悩まずココに電話しよう!安心の相談先5つでどこに相談したらいいのかバッチリわかるようになってますよ!

周りと自分を比べなくていい

子育てがつらかったときは、私だけがつらいように感じていました。
みんな口では大変だと言っていても、なんだかんだ子育てを楽しんでいるように見えたんです。
「周りはうまくやれるのに、どうして私は…」
「あのお母さんは仕事までしているのに、主婦の私が弱音なんて吐けない…」
「息子のお友達はみんないい子なのに、うちの子はどうしてこんなに言うことを聞いてくれないの…」
でも今思うと自分が勝手に周りのことを想像して、「自分だけ出来ていない」と追い込んでいたように思います。
どの家庭でも子育ては悩みが尽きないですし、同じ状況でも自分だけつらいと感じたっていいんです。
人は性格も違いますし、日々の体調だって違います。周りと比べず、自分と向き合うことが大切です。
完璧を求めなくていい

育児ノイローゼは、一生懸命やろうと人一倍がんばっている人がなることが多いです。
完璧を求めるあまり、完璧にいかない毎日にイライラしてしまうんです。
私も忙しい夫がやすらげるように、家はいつもきれいに整えていようと掃除はかかしませんでした。ご飯も栄養バランスを考え、一汁三菜を心がけて作っていました。
でも、あるとき子どもに言われたんです。
「いつもお母さんのご飯じゃなくて、マクドナルドが食べたいんだよ。」
私は、「毎日バタバタしながら、少ない時間の中で子ども達のためにがんばって作っているのに!」と頭に血が上りました。
でも同時に気付いたんです。
「そっか、家族のためにと思ってやっていたことは、私が勝ってにやっていたんだ。自分が苦しくなるまでがんばらなくてもいいんだ。」と。
ふっと肩の荷が降りたように感じました。
それからは、自分がつらくなる前に「お母さん今日疲れてるからちょっと寝るね。ご飯はピザ注文しよう。」と早めに宣言しています。
子供はピザに大興奮でしたし、お母さんでも疲れることがあるんだと分かったようで、その日は洗い物をしてくれていました。
完璧でなくていいんだと思うことで、気がとっても楽になりました。

自分が育児ノイローゼかもと思ったら
育児ノイローゼと聞くとマイナスのイメージを持って、「私は違う。ちょっと疲れているだけ。」と自分が育児ノイローゼだと認めたくない人がほとんどです。
でも、育児ノイローゼは誰でも起こり得ること。
自分でもしかしたら…と思ったら、心療内科などの病院で相談しましょう。
専門家が話を聞いてくれると、最適なアドバイスがもらえます。
また第三者に話を聞いてもらうことは、自分の気持ちに向き合い思いを吐き出すことになり、ストレス軽減になります。
「私は病気なんだ…」「ダメな母親だ…」などと思う必要は全くありません。
まとめ
- 育児ノイローゼは誰にでも起こりうること
- 気持ちがコントロールできない、体調が悪い日が続く、よく眠れない、というのは育児ノイローゼのサインかもしれません
- 1人の時間に楽しくなることをしてリフレッシュしましょう
- 子育ては難しいので周りに頼りましょう
- 自分が育児ノイローゼかと思ったら病院へ相談しましょう
育児ノイローゼにならないため、まずは毎日のご褒美習慣を付けることや見直すことから始めていきたいですね。ただ、食べ過ぎは禁物です。
お母さんは怒りたくない。本当は全てのお母さんが思っていることです。でも、抑えきれないこともあります。
毎日何かしら怒らせてくる子どもたちと上手く向きあっていくのも大変ですよね。
一人で抱え込まずにどんどん周りのサポートをもらい、笑顔で過ごしていきましょう。